安全に関するご注意

ご注意とお願い

誤った取扱いをしたときに生じる危険とその程度を次の表示で区分して説明しています

誤った取扱いをしたときに死亡や重傷などに結びつく可能性があるもの

誤った取扱いをしたときに損害または家具・家財などの損害に結びつくもの

caution1選定時に確認すること

  • ガススプリングの選定は、「選定方法」に従って仕様を計算してください。
  • ガス反力は、Ft:最大長-10㎜時と、Fc:最小長+10㎜時の2ケ所です。
  • この2ヶ所以外のガス反力は、一般的に比例変化しますので、2ヶ所間を直線で結び、必要箇所のガス反力を確認してください。
  • ガス反力は、摂氏20℃のときの値です。摂氏20℃以上のときはガス反力が高くなり、摂氏20℃以下のときはガス反力が低くなります。
  • ガススプリングは2本1組での取り付けを推奨いたします。

caution2取付時に守ること

  • ビニールなどの梱包材を取り外してから、ガススプリングを取り付けてください。
  • ガススプリングは左右同じものを2本1組で取り付けてください。
  • オールガスタイプはロッドを下向きとして、垂直より60°以内の傾きで取り付けてください。
  • ガススプリングの可動範囲は、製品仕様の範囲となるように取り付けてください。
  • ガススプリングは、扉や蓋などの開閉の補助を目的としており、保持用として取り付けないでください。
  • 扉の開閉時など、ガススプリングが急激に伸長する場合は、別途ご相談ください。

caution3使用時の禁止事項

  • 水、その他の液体などがかかる場所で使用しないでください。
    密閉材などが劣化し、ガスやオイル漏れの原因となります。
  • ちりやほこりなど、異物が付着する場所では使用しないでください。
    ピストンロッドへの付着物が、密閉材を損傷し、ガスやオイル漏れの原因となります。
  • ピストンロッドに傷をつけないでください。
    ピストンロッドに傷がつくと、密閉材を損傷し、ガスやオイル漏れの原因となります。
  • 注油(グリスアップ)しないでください。
    ピストンロッドへ注油すると、密閉材を損傷し、ガスやオイル漏れの原因となります。
  • 使用温度範囲は-30℃~80℃です。範囲内を超える環境では使用しないでください。
  • 反発力の低下やオイル漏れが発生した場合、使用しないでください。直ちにご購入元へ連絡ください。
    フリーピストンタイプは、オイルが漏れた場合、反発力が高くなり、取付部などが破損する場合があります。

caution4定期点検時の注意

  • ガススプリングの外観に損傷・変形がある場合、使用しないでください。
    ピストンロッド部・シリンダー部に傷・圧痕などがあると作動不良を起こす可能性があります。
    特にピストンロッドに傷・圧痕がある場合、オイルの噴き出しや、反力が低下する恐れがあり危険です。
  • ピストンロッドにオイルの垂れがある場合、使用しないでください。
    ピストンロッドに付着しているオイルの量が多くなっている場合、反力が低下する恐れがあり危険です。
  • ガススプリングを操作した時の動作が重くなっている場合、使用しないでください。
    操作が購入時と比べ重くなっている場合は、劣化によるガス抜けの可能性があり危険です。
  • ガススプリングに錆の発生がある場合、使用しないでください。
    ガススプリングの取付部に錆が発生した場合、溶接部より脱落する可能性があり危険です。

caution5廃却時の警告

  • ガススプリングは、ガス・オイル抜きを行った後廃却してください。
    ガス抜き作業は、ガススプリングにビニール袋をかぶせ、2〜3㎜のドリルでシリンダーに穴をあけ、ガス・オイルを抜いてください。特にピストンロッドに傷・圧痕がある場合、オイルの噴き出しや、反力が低下する恐れがあり危険です。
    ※ガス抜き作業は、必ず保護メガネをかけて行ってください。ガスや
    オイルが噴出する恐れがあり危険です。
  • ガススプリングは、ガス・オイル抜きを行った後廃却してください。
    ガス抜き作業は、ガススプリングにビニール袋をかぶせ、2〜3㎜のドリルでシリンダーに穴をあけ、ガス・オイルを抜いてください。特にピストンロッドに傷・圧痕がある場合、オイルの噴き出しや、反力が低下する恐れがあり危険です。
    ※ガス抜き作業は、必ず保護メガネをかけて行ってください。ガスやオイルが噴出する恐れがあり危険です。
  • ガススプリングの廃却にあたっては、絶対に火中に投じないでください。
    高温により、ガスが膨張し破裂したり、シールやロッドガイドが損傷し、オイルが噴出する恐れがあり大変危険です。
  • span class=”fc_red”>ガススプリングは絶対に分解しないでください。
    圧縮された窒素ガスが封入されていますので、分解するとガスやオイルが噴出する恐れがあり危険です。